平成18年4月9日 曇り
 空路,岡山空港へ。空港近くで,レンタカーを借りました。 

 岡山県から瀬戸大橋を渡り,四国の香川県へ。
 瀬戸大橋は,風の影響を受ける構造になっていて,6〜8mの風があり,ちょっと走っていて怖かったです。

 四国に渡るのは,2回目。
 中学か高校の時の修学旅行で,栗林公園,金比羅様に行って以来だ。あまり昔なので,よく覚えていないです。

 宗良親王王屋敷遺跡

 後醍醐天皇の第五皇子宗良親王は,父天皇の北条氏討伐に加わったが,元弘の変にに破れて囚われの身となり,1332(元弘2)年3月,ここご讃岐詫間に配流されました。
 1935(昭和10)年,「宗良神社」とし,この地に宗良親王を祀りました。



 郷照寺
 郷照寺は,宇多津港を見渡す高台にあり,奈良時代,行基の開基によります。
 弘法大師がこの地を訪れ密教の霊地として栄えました。
 後に,時宗の開祖一遍上人が全国遊行の折に逗留し,多くの民衆の帰依を受けました。
 この縁により,この寺は真言宗と時宗の両宗にわたる寺となります。
南北朝時代には,室町幕府管領 細川頼之の厚い帰依をうけました。
 しかし,元亀・天正の兵火により堂塔伽藍を焼失,寛文4(1664)年に再興されました。
訪れた時は,4月上旬,桜が満開でした。



 多聞寺

史跡 讃岐守護所跡

 この多聞寺の寺域一帯は,隣接する圓通寺周辺とともに,室町幕府の管領 細川頼之の館跡です。
 細川頼之は,この館を守護所と定め,自ら讃岐及び土佐両国の守護としての領国経営を行うとともに,四国管領として一族を統括し,阿波・淡路・伊予(二郡)の経営も併せ行いました。
 細川頼之は,室町幕府3代将軍 足利義満の若い頃の管領でした。




 円通寺
 室町時代,この圓通寺は,隣接する多聞寺周辺とともに,室町幕府の管領細川頼之の館跡でした。
 境内中央には,かって,細川頼之公の手植の松と伝えられる大松がありました。

 樹齢約650年の黒松で,その枝葉の拡がりは東西31m,南北20mあったそうですが,惜しいことに枯れ,伐採されてしまいました。

 立善寺

細川氏の菩提寺です。

 かつて,細川護煕元首相の奥さんが墓参りに来たそうです。
 細川頼之の墓をはじめ,細川氏代々の墓があります。

 与島PA
瀬戸大橋の途中で,与島という島にパーキングあります。
もう,日が暮れようとしています。
岡山市内のホテルへ向かいます。