平成19年6月

 白水(しらみず)阿弥陀堂    福島県いわき市内郷白水町広畑 
     
 今日は、福島県いわき市にある、
白水阿弥陀堂を訪れました。
 ここには、国宝に指定されている建築・阿弥陀堂があります。  浄土式庭園もみごとだということです。
 実は、ここの存在をつい最近知りました。私が住んでいる茨城のお隣の福島なのに知らなかった。      
 国宝・阿弥陀堂は、周りを浄土式庭園である池に囲まれています。
 宇治の平等院鳳凰堂を思わせるものがあります。池の広さでは、平等院より広いです。      
 天気もいいし、周りの景色が素敵です。
白水阿弥陀堂は、末法思想の影響を受けています。
末法になると、釈迦の教えが及ばなくなり、仏法が正しく行なわれなくなるという終末論を指すものです。
 国宝・阿弥陀堂を拝観するには、橋を渡っていかなければなりません。
 拝観料400円です。      
 池には、鯉がたくさん泳いでいます。えさをもられると思ってか、人が橋を通るとよってきます。
 白水阿弥陀堂は、お堂の優雅さ、浄土式庭園の美しさにも定評があり、庭園の雰囲気は平泉の毛越寺とよく似ていると言われています。
 「白水」の名は、平泉の「泉」を二字に分解したという説が伝えられています。      
 白水阿弥陀堂は、1160年(永歴元年)、この地を治めていた岩城則道の妻徳尼が、夫の供養のために平泉の金色堂にならって建立したとされています。平安後期に流行した阿弥陀堂建築の代表作です。
 徳尼は、奥州藤原氏三代の初代・清衡の娘です。
 約850年も、火災にも遭わず、壊されず残っているなんて、すごいです。      
 建物内部には、寄木造漆箔の本尊阿弥陀如来をはじめ、観世音菩薩立像、勢至菩薩立像、持国天王立像、 多聞天王立像が祀られ、いずれも国の重要文化財に指定されています。
 お堂の中に、若い雲水さんがいて、阿弥陀堂について丁寧に解説をしてくれます。      
 白水阿弥陀堂は、周りを小高い山に囲まれています。
 周囲の山の新緑がきれいです。気持ちが和みます。
 こういう国宝、重要文化財、きれいな庭園を見ていると、つくづく日本は平和でいい国だなと思います。
 石が配置されています。
 池は、発掘し復元されたそうです。      
 天気がいいので、亀が甲羅干ししています。
 あひるですかね?
 気持ちよさそうに昼寝しています。
 池が山の新緑の緑に染まっています。
 秋の紅葉もきれいそうです。また機会があれば、秋に来てみたいとおもいます。