平成20年4月

 備中国分寺

聖武天皇の発願によって創建された国分寺の一つです。
建物は南北朝時代に焼失したと伝えられ、現在の建物は江戸時代中期以降に再建されました。
境内にそびえる五重塔は、県内唯一のもので吉備路の代表的な景観となっています。
備中国分寺五重塔 備中国分寺五重塔は、弘化元年(1844)ごろに完成し、34.32mの高さがあります。
この塔は、 屋根の上層と下層がほぼ同じ大きさの細長い造りで相輪も短く、江戸時代後期の様式を濃く残す代表的な塔です。 岡山県内唯一の五重塔でもあります。
備中国分寺五重塔は、岡山県の著名な観光地である吉備路の中核をなしています。
田畑の中に佇む国分寺の五重塔の姿は、太古の時代の日本の風景を偲ばせていて、吉備路のシンボル的な存在となっています。