平成21年12月

新幹線、奈良へ来て、西国三十三所の南円堂を拝観しました。
12月にしては、小春日和の暖かい日でした。

平成20年12月

西国第九番 興福寺 南円堂(こうふくじ なんえんどう)



開 基 藤原冬嗣
創 建 弘仁4(813)年
本 尊 不空羂索観世音菩薩
宗派 法相宗大本山
 住 所 奈良市登大路町48
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御詠歌は、「春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲」

興福寺の起源は、藤原鎌足が造立した釈迦三尊像を安置するため、夫人の鏡女王が京都山科の私邸に建てた「山階寺」を始まりとされます。

その後、飛鳥に移り「廐坂(うまやさか)寺」と称し、都が平城京へ移されると、この地に移り「興福寺」と改号しました。創建の年を和銅3年(710)とされています。

その後天皇や皇后、また藤原氏の人々の手によって次々に堂塔が建てられ整備されました。
摂関家藤原北家との関係が深かったために手厚く保護され、寺勢はますますさかんになりました。
南円堂は、弘仁4年(813年)に興福寺の一堂として、藤原冬嗣が父、内麻呂の追善のために建てたといわれています。
南円堂は重要文化財、ご本尊の不空羂索観世音菩薩、木造四天王立像、木造法相六祖坐像の仏像は全て国宝に指定されています。

私が訪れた際には、拝観はできませんでした。
参拝をすませ、御朱印をいただきました。
奈良には、鹿がいたるところに、たくさんいます。
興福寺 東金堂と五重塔
興福寺 五重塔(国宝)

室町時代、応永33年(1426)頃に再建されたものです。高さ50.1m
絵になりますね。優美で力強いです。
興福寺 東金堂(国宝)

現在の建物は、室町時代、応永22年(1415)に再建されました。