平成21年12月

西国三十三所の興福寺の南円堂で参拝をすませ、東大寺へ向いました。


 東大寺

東大寺は、古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されています。

東大寺は、奈良時代に聖武天皇が国力を尽くして建立した寺です。
聖武天皇が当時の日本の60余か国に建立させた国分寺の中心をなす「総国分寺」と位置づけられました。


「奈良の大仏」といわれる盧舎那仏(るしゃなぶつ)を本尊とし、開山(初代別当)は良弁僧正です。

奈良時代には、中心堂宇の大仏殿のほか、東西2つの七重塔を含む大伽藍が整備されましたが、中世以降、2度の兵火で多くの建物を焼失します。

現存する大仏は、台座などの一部に当初の部分を残すのみです。
大仏殿は江戸時代、18世紀初頭の再建で、創建当時の堂に比べ、間口が2/3に縮小されました。

大仏さんの寺として、古代から現代に至るまで広い信仰を集めています。

南大門が見えてきました。
観光客が多いです。
南大門(国宝)
南大門も大きな建物です。
金剛力士立像(国宝)

これまた大きく迫力があります。
芸術性があります。
参堂の真ん中にいた、シカくん。
大仏殿の中門が見えてきました。
大仏殿(金堂) 国宝

久々に、大仏殿を拝観します。

大仏殿、大きくて迫力があります。

本尊の盧舎那仏 通称奈良の大仏さま、大迫力です。
大仏さまと如意輪観音坐像

多聞天像、広目天像、虚空蔵菩薩像も立派です。
大仏殿が、昔から戦災により二度も消失したのは、残念なことです。
現在の大仏殿、永遠であってほしいものです。


 大仏殿の拝観を終えて、二月堂・三月堂へ向います。
だんだん寒くなってきました。
法華堂(三月堂)
二月堂 (国宝)
旧暦2月に「お水取り」(修二会)が行われることからこの名となっています。
1669年に再建されたのが現在の建物です
二月堂から見る、奈良の町並みです。
だいぶ陽が傾いて、寒くなってきました。
良弁杉(ろうべんすぎ)

東大寺開山の良弁は、近江国の出身で、野良作業の母が目を離した隙に鷲にさらわれて、奈良の二月堂前の杉の木に引っかかっているのを義淵に助けられ、僧として育てられたと言われます。
二月堂

本尊は大観音、小観音と呼ばれる2体の十一面観音像で、絶対秘仏です。
いつか、「お水取り」(修二会)を見学したいものです。