平成20年12月

昨日奈良を観光し、今日は、嵯峨の天龍寺へ来てみました。

 天龍寺
天龍寺は、臨済宗天龍寺派大本山の寺院です。
山号は霊亀山(れいぎざん)。寺号は詳しくは天龍資聖禅寺(てんりゅうしせいぜんじ)。

本尊は釈迦如来、開基は足利尊氏、開山は夢窓疎石です。

京都五山の第一位とされ、現在は「古都京都の文化財」の一部として世界遺産に登録されています。
もとこの地には、後嵯峨天皇とその皇子である亀山天皇の離宮がありました。

足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、夢窓疎石の勧めにより、大覚寺統(亀山天皇の系統)の離宮であった亀山殿を寺に改め、建立したのが天龍寺です。
寺の建設資金調達のため、天龍寺船という貿易船が仕立てられました。
落慶供養は後醍醐天皇七回忌の康永4年(1345年)に行われました。
 京都五山の第一として栄えましたが、創建以来、たびたび伽藍は消失しています。

応仁の乱による焼失・再建後、しばらくは安泰でしたが、江戸時代の文化12年(1815年)にも焼失、さらに幕末の元治元年(1864年)、蛤御門の変(禁門の変)で大打撃を受け、現存伽藍の大部分は明治時代後半以降のものです。

夢窓疎石作の庭園(特別名勝・史跡)に当初の面影がうかがえます。
天龍寺庭園 曹源池(そうげんち)
(特別名勝・史跡)


池泉回遊式庭園で、夢窓疎石の作庭。
すっかり紅葉は終わり、もう冬のたたずまいとなっていますが、趣があります。
この辺りの、石組みは、夢窓国師の頃と変わっていないのでしょうね。
私は、この庭が好きで、京都へ来ると、よく天龍寺へ来ます。

この後は、東寺へ行きました。
この日は、21日で、東寺境内に骨董市「弘法市」が立ち、出店・屋台、大勢の人が詰め掛けていました。
途中、雨が降り出しました。

夕方新幹線に乗り、関東へ帰りました。