平成20年12月

西国第二十三番  應頂山 勝尾寺(おうちょうざん かつおうじ)



開 基  開成皇子
本 尊 十一面千手観世音菩薩
宗 派 真言宗高野山派
創 建 神亀4(727)年
 住 所 大阪府箕面市勝尾寺
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レンタカーを借り、車で勝尾寺へ来ました。
かなりの山の中にあり、標高も高いです。

藤原致房の子の善仲、善算の兄弟はこの地に草庵を築き、仏道修行に励んでいました。
天平神護元年(765年)、光仁天皇の皇子(桓武天皇の異母兄)である開成が2人に師事して仏門に入りました。
宝亀8年(777年)、開成は念願であった大般若経600巻の書写を終え、勝尾寺の前身である弥勒寺を創建したのが、勝尾寺の草創となります。

元慶4年(880年)、当時の住職、行巡が清和天皇の病気平癒の祈祷を行い成功したことから、「勝王寺」の寺号を賜るが、「王に勝つ」という意味の寺号は畏れ多いとして勝尾寺にしたといいます。
   道の反対側に大駐車場があります。
道路の反対側に、レストハウス風の新しい建物があります。
ここが勝尾寺の拝観入り口です。
  山門
1603(慶長8)年、豊臣秀頼により再建されたものです。
山門をすぎると池に橋がかかっています。
  湯気ではありません。
この橋を人が歩くと、ミストが噴出す仕掛けになっています。 
厄払い三宝荒神社
勝尾寺が勝利祈願の寺として有名になったのは、源氏、足利氏など歴代の武将が勝運祈願をしたことに由来しているそうです。
勝ちダルマがたくさん奉納されています。
薬師堂
 薬師堂は、源頼朝が建立したといわれている堂で、勝尾寺の中で最古の建物です。
本堂
1603(慶長8)年、豊臣秀頼により再建されたものです。
朱塗りもきれいに修復されています。
ちょうど、年末に訪れたので、年末年始の準備がされ、シートがかぶされていました。
二階堂
ここで浄土宗開祖の法然上人が4年間住んで修行されました。
多宝塔
この日も、非常に寒い日でした。(^^;