平成20年12月

西国番外 東光山 花山院



開 基  法道仙人
開 創 白雉2年(651年)
本 尊 薬師瑠璃光如来
宗派 真言宗花山院派(本山)
 住 所 兵庫県三田市尼寺
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レンタカーで、勝尾寺から花山院へ来ました。
車で来ますと、麓入口から花山院までの道は有料道路で、500円徴収されます。
帰りに納経所で払いました。

花山院は、西国霊場を再興した花山法皇が、出家後41歳で生涯を閉じるまでの約14年間、隠棲生活を送っていたとされています。
花山院 十二妃の墓
出家前の花山天皇時代に寵愛されていた弘徽殿女御と花山法皇を慕ってこの地にきた11人の女官たちを弔った墓とされているます。
花山法皇を慕って11人の女官たちが花山院を訪れました。
女人禁制のため参道を登ることが出来ず、尼となって山麓に住み琴を弾いてその思いを伝えたといいます。琴弾坂の名称はこれに由来していると伝えられている。
車を停め、山門をくぐります。
境内は、参拝客はほかになく、ひっそりとしています。
幸福(しあわせ)の七地蔵がいらっしゃいます。
たくさんのお地蔵様がいらっしゃいます。
花山院 本堂
花山法皇殿の札がかかった小ぶりな本堂です。
おびんづるさん
花山法王御廟所
本堂前の広場を隔てて、花山法皇御廟所があります。
石垣を積み上げ、上に玉垣をめぐらしています。
花山法皇の宝篋印塔が廟所の中心に鎮座しています。
本堂で参拝しました。
湖は、千丈寺湖です。
風景は、すでに冬の装いをしています。
左方に見える尖った山は、有馬富士です。
高さ約370m。

天皇だった方が、いくら晩年とはいえ、住むにはさびしい所でした。
花山法王は、ここで静かに、ひたすら仏道修行をされていたのでしょう。