平成21年1月

西国第二十四番 紫雲山 中山寺(しうんざん なかやまでら)



開 基  聖徳太子
創 建 推古天皇時代(593〜628)年
本 尊 十一面観世音菩薩
宗派 真言宗中山派(大本山)
 住 所 兵庫県宝塚市中山寺2丁目11-1
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今年初めての西国三十三所観音霊場巡りです。

今日は、宝塚市にある第24番札所 中山寺へ来ました。
阪急宝塚線中山駅で降りて、歩いて5分ぐらいで中山寺に着きます。

この中山寺、異様に参拝客が多いです。
場違いなお寺に来たのかと思いました。


赤ちゃんを抱いた親子連れや、お腹が大きくなりだした妊婦さんが多いです。
それもそのはず、中山寺は、子授け、安産、育児祈願で有名な観音様です。

有名ところでは、豊臣秀吉が子授けを祈願し、秀頼を授かった。、
孝明天皇の子・のちの明治天皇の安産を祈願し、無事安産された。
など有名人の事例があります。

中山寺は、聖徳太子が、蘇我馬子と共に滅ぼした物部守屋の霊を慰めるために建立しました。

また、西国三十三所巡りを始めたの徳道上人が、巡礼が世間に受け入れられず、閻魔大王から授かったとされる宝印をこの中山寺に埋めました。

中山寺から、宝印を掘り起こし、西国三十三所巡りを復活させたのが、花山法王です。

源氏の祖、源満仲も熱心に中山寺を信仰しました。
  山門「望海楼」
 徳川家光が再建させたものです。
   五百羅漢
 約800体の羅漢像が安置されています。
このお寺でびっくりしたのが、階段の脇に、エスカレータがあることです。
それも登り下り、両方あります。
これが、関西のお寺かとびっくりしました。
  エスカレータは、妊婦さんや赤ちゃんを連れた人が来るので、そのためですね。
妊婦さんが階段を登るのもたいへんだし、転んで何かあってもたいへんですから。  
皆さん、正月から、安産祈願、そのお礼参りに来ているようです。
   安産祈願、お礼参りの人たちだと思うのですが、混んでいます。
柱や梁には、極彩色の文様が施されており、きれいです。
  安産祈願に、よだれかけに願を書いて奉納しています。  
多宝塔
 高野山の大塔のようです。

中山寺を後にし、阪急線で、次は第22番 総持寺へ行きました。