平成21年1月

西国第二十一番 菩提山 穴太寺(ぼだいさん あなおうじ)



開 基  大伴古麿
創 建 慶雲2(705)年
本 尊 聖観世音菩薩
宗派 天台宗
 住 所 京都府亀岡市曽我部町穴太東辻46
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JR西山陰線で、京都から亀岡駅で降りました。
亀岡駅からバスに乗ります。

バスに乗り、降りるバス停を間違え、ひとつ先のバス停まで行ってしまいました。
そこから、穴太寺まで、小雨交じりのなか歩きました。


穴太寺は、奈良時代末期、慶雲二年(七〇五)の文武天皇の御世に大伴古磨によって創立されたと伝えられる古刹です。

応和2年(962年)、丹波在住の宇治宮成が京都の仏師感世に聖観音像の制作を依頼、造立したと伝えられています。

観音像完成後、檀家が感世に礼物を渡したが、宇治宮成はその礼物が欲しくなり、待ち伏せして感世に向かって矢を射たといいます。

翌日、感世が生きているのを知り、観音像の胸に自分の放った矢が突き刺さっていました。
宇治宮成は、自分の行いを悔い、仏門に入りその観音像を本尊として祀ったといいます。
穴太寺まで直通のバスがありました。
バスの転回所とお土産物屋まであります。
やっと穴太寺の山門がありました。
真冬の1月で、天候も悪いので、誰も参拝には来ていません。
多宝塔
多宝塔は、文化元年(1804年)の建築といわれ古寺としての雰囲気を醸し出しています。
本堂
本堂は、1735年の再建、京都府指定文化財。
内陣に鎌倉時代の作とされる木彫釈迦涅槃像が安置され、体の部分をさわると参拝者の病気がよくなると伝わります。
表情が険しい、おびんづるさん。
   
穴太寺の庭園も見事を言われていますが、冬季は拝観をしないそうす。残念です。