平成21年1月

西国第五番 紫雲山 葛井寺(しうんざん ふじいでら)



開基 行基
創建 神亀2(725)年
本尊 十一面千手千眼観世音菩薩
宗派 真言宗御室派
 住所 大阪府藤井寺市藤井寺1丁目16−21
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大阪から電車で、藤井寺駅へ来ました。
駅を降り、商店街を歩いていきます。
この日は、1月18日で初観音の日です。


葛井寺は、7世紀ごろ、百済から渡来した葛井氏の氏寺として建立されたといいます。

神亀2年(725年)に聖武天皇の勅願により、千手観世音菩薩を安置、行基が開眼法要を行ったとされます。

本尊の千手千眼観世音菩薩坐像は秘仏で、千手にて迷える衆生を救うための大慈悲を示し、唐招提寺、三十三間堂とともに三観音とされています。

毎月十八日にだけ開扉され、拝観できます。
その美しさは人々を魅了し、現世利益の観音信仰を支えてきました。

南大門(重要文化財)

巡礼の白装束の方が、入れ替わりお寺に入っていきます。
広い境内です。
西国の写本尊がいらっしゃいます。
スイセンの花が咲いていました。
真冬で寒いのに、よく咲くものです。
今日は、初観音。
早朝から、たくさんの人がつめかけています。
本堂
本堂は江戸時代に再建で、国の重要文化財に指定されています。
熱心な信者さんが参拝しています。
毎月18日は本尊開扉日なので、参詣者が多いことから、四脚門から本堂までの石畳の両側、本堂の前に、露店が開店しています。
四脚門 (国の重要文化財)
 四脚門は、慶長6年(1601年)、豊臣秀頼により再建されたものといわれています。
 葛井寺で現存する最古の建物。