平成21年4月

西国第十三番 石光山 石山寺



開基 良弁僧正
創建 天平勝宝元(749)年
本尊 如意輪観世音菩薩
宗派 東寺真言宗
住所 滋賀県大津市石山寺1丁目1-1
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関西へ西国巡礼の旅に来ています。1月以来で、久しぶりです。
しかし、天気がよくないですね。

今日はどこいくか迷っていたのですが、滋賀県大津市の西国十三番 石山寺へ来ました。

バスで、石山寺前に着くと、雨が降っています。(^_^;
傘をさします。

4月というのに、寒いです。気温は10度ぐらいでしょうか。
冬のジャンバーを着てきてよかったです。これでも寒いです。
東大門

源頼朝の寄進です。
石山寺は、聖武天皇の勅願により749(天平勝宝元)年,良弁僧正によって開かれました。

石山寺の開山の背景には、東大寺の大仏鋳造が関係しているといわれています。
桜は、5分咲ぐらいでしょうか。
拝観料を払って、境内に入ると、通路の真ん中に、影向石(ようごういし)があります。
石垣で覆われています。形態は井戸のようです。

影向石とは、神様が初めてその本当の姿を現した場所を指しています。
蔵王権現の夢のお告げによって、聖武天皇は東大寺の良弁に、琵琶湖近くの山で祈るように命じました。

そこで良弁が琵琶湖に行くと、岸辺の岩の上で神々しい老人が釣りをしていました。
これこそ比良明神の本体であり、良弁がここへ寺を建立することを決意したといわれといいます。
昔はこのあたりまで、琵琶湖だったようです。  
源氏の間
石山寺に参詣して,紫式部が源氏物語の着想を得たといいます。
本堂(国宝)

本堂でお参りしました。
西国巡礼、久しぶりなので、手順を忘れています。(^^;

石山寺のご本尊は、如意輪観世音菩薩です。
古来より、 安産・福徳・縁結びの観音さまとして広く信仰を集めてきました。
 この仏様は秘仏です。
開扉は33年に1度となっており、次回は2016年となっているそうです。
今年は、特別ご開帳となっています。

これは、拝観しなければならならないと、拝観料を支払い本堂内陣へ入りました。

石山寺の如意輪観世音菩薩様が内陣にいらっしゃいました。
平安時代の作とされ、高さ5.3メートル。岩上の蓮華に座り、左足を下げる姿勢をとっています。

如意輪観世音菩薩様、でかいですね。
堂々たる体躯です。脚もかなり太い。

お顔はふっくらと、目は半眼で、口元は少し笑みをうかべて、愛嬌があります。
右手の指に、ハスの茎(花)を持っています。

頭に載せた宝冠、胸の瓔珞(ようらく)、素敵な装飾品です。
身体には、よく金箔が残っています。
光背も、光り輝いています。

拝観者はほとんど来なくて、15分ぐらい見とれていました。

神々しく、美術的価値も高い仏像です。
特別拝観できてよかったです。
多宝塔(国宝)

源頼朝の寄進によるもので、日本最古の多宝塔です。
塔内には、快慶作の大日如来が鎮座していました。

しだれ桜が咲いています。
蓮如堂

蓮如の母は、石山出身のようです。
おおつ光ルくん
帰り際、大門前に、ゆるキャラの「おおつ光ルくん」くんがいました。
寒い中、お疲れ様です。
雨は、本降りになってきました。
寒いです。冬のようです。

最初、石山寺の次は、三井寺も巡礼しようと思っていたのですが、寒くて、ここでギブアップし、宿泊地の新大阪駅へ向かいました。

明日は、晴れればいいんのですが。