平成21年5月1日

西国第二十九番 青葉山 松尾寺(あおばさん  まつのおでら)



開基  威光上人
創建 和銅元(708)年
本尊 馬頭観世音菩薩
宗派 真言宗醍醐派
 住所 京都府舞鶴市松尾532
mapion

  松尾寺は、青葉山という山の中腹にあります。

松尾寺のご本尊は、三十三霊場中唯一の馬頭観世音です。
 
 
仁王門の両側に、鉢植えのボタンがありました。
中国から渡来した威光上人が、青葉山中の松の大木の下で修行中に馬頭観音像を感得し、慶雲5年(708年)、この松の木の下に草庵を造り、観音像を安置したのが松尾寺の創建とされます。

 この霊験が都に伝わり、8世紀初頭に元明天皇は藤原武智麻呂に命じ、本堂を建立させ、馬頭観音を刻ませたといいます。  

 以来、信仰を集めたが、織田信長の兵火により全焼、その後、復興し現在の寺観になったのは享保15年(1730年)といいます。

本堂右手に、牡丹桜が咲いていました。
松尾寺でも、ご本尊が特別ご開帳されていました。
この寺のご本尊は秘仏で、ご開帳は77年ぶりとのことです。
次回は、33年後とのこと。次回、私は見れないでしょうね。(^^;

秘仏 馬頭観世音菩薩を拝観しました。

顔が三つあり、正面の顔は、口を開け、真っ赤な口の中を見せています。
頭の上に、小さな馬が乗っています。ちょっとかわいいです。
手は、六本で、左膝を立てています。

像全体に、金箔がきれいに残っているので、まるで、新しい像のように見えます。
秘仏で、保護されているためだからだそうです。
宝物館を拝観しました。拝観料800円。
こちらに、お前立ちの馬頭観世音菩薩がいらっしゃいました。
お前立ちの馬頭観音様の方が古く見えます。
古びているて、口は開いていません。

ご本尊の方が、金箔があり、金ぴかで、新しいような気がします。
 宝物館の事務の方に聞いたら、ご本尊は、厨子に入りっぱなしなので、きれいだとのこと。

国宝の、国宝 普賢延命菩薩像を拝観できました。

納経所へ向かい、御朱印をもらいます。
納経所の前のボタンもきれいでした。
朱色の日傘とぴったり合っています。
11:30 次は、琵琶湖へ、近江 高島の今津港に向かいます。