平成21年5月2日

西国第三十一番 姨綺耶山 長命寺(いきやさん ちょうめいじ)



開基  聖徳太子
創建 推古天皇27(619)年
本尊 千手十一面聖観世音菩薩三尊一体
宗派 単立
 住所 滋賀県近江八幡市長命寺町157番地
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長命寺も山の中腹にあります。
車を停め、階段を歩いていきます。
ここから、急な石段を登っていきます。それほど距離はありません。
景行天皇の代、武内宿彌がこの山に登り、「寿命長遠諸元成就」の文字を柳の大木に彫り、長寿を祈願した結果、3百歳の長寿を保ったと言い伝えられています。

その後、聖徳太子がこの地を訪れ、武内宿彌が彫った柳の木を見、感嘆しているとそこに白髪の老人が現れ、「この木で仏像を刻み、寺を建立するように」と告げ立ち去ったといいます。

太子はこのお告げのどおり、柳の木で千手十一面聖観音三尊一体の像を刻み、推古天皇27年(619年)に本尊として祀り、武内宿彌長寿霊験の因縁で長命寺と名付けたのがこの寺の創建とされています。
本堂  国指定需要文化財

室町時代・大永4年(1524年)の建立
この寺の伽藍いいですね。
姫路の圓教寺と似ていて、この境内にいると、中世にタイプスリップしたような錯覚にとらわれます。

国宝はありませんが、伽藍は、ほとんどが国重要文化財です。
三重塔  国指定需要文化財

慶長2年(1597年)の建立
境内から、琵琶湖が見えます。
 
六処権現影向石(ろくしょごんげんようごういし)
本堂
対岸から、長命山を見たところです。