平成21年5月4日

西国第三十三番 谷汲山 華厳寺



開基 豊然上人・大口大領
創建 延暦17(798)年
本尊 十一面観世音菩薩
宗派 天台宗
住所 岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積23
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さて、5月4日(月)お天気は曇り、日差しが無いので、暑くもなく快適です。
大津市内を出発して、岐阜県揖斐川町を目指します。

関ヶ原ICで下り、下道を走っていると、関ヶ原の徳川家康陣地跡の標識がありました。
ここは、涙を飲んで、素通りします。

午前中、揖斐川町のお寺を何ヶ所か見学して、西国結願の寺 第三十三番 谷汲山 華厳寺へ向かいました。

途中、私のナビにでていない、新しい道・トンネルができていました。
便利になっています。

谷汲山 華厳寺は、谷汲(たにぐみ)さん

午後1時半すぎに、華厳寺に着きました。

大駐車場に車を停め、15分ぐらい、参道を歩いていかねばなりません。
参堂の両側にたくさんのお店が軒を並べています。
飲食店、おみやげ物屋

華厳寺は、西国三十三所の満願の寺だからでしょうか、掛け軸の表装のお店が何軒かあります。
華厳寺、参拝客が多いので、びっくり。岐阜県の山奥の寺なのですが。

西国の寺のなかで、参拝客が多い寺に入ると思います。
西国巡礼の人は少なく、一般観光者が多いようです。

参道、境内にモミジの木が多いです。紅葉でも有名な寺なのでしょうか。

階段を上り、本堂前に着きました。
ひっきりなしに参拝客が行き来しています。
私も参拝を終え、御朱印をいただいました。
これで、西国三十三所の結願、満願です。
とうとう達成しました。

華厳寺の納経は、900円です。
通常の寺は300円。
というのは、華厳寺は、過去、現在、未来の御朱印を三つ書かれるのです。

かいだん巡りをみてみました。
真っ暗で、何がなんだかわかりませんでした。
大きな伽藍です。
精進落としの鯉です。

これで、私の西国巡礼は結願、満願となり、終わりました。
去年の10月から、西国巡礼を初めて、7か月間かかりました。長かった。

昔の巡礼は、白装束の白衣を着て、笠を被り、金剛杖を突いて、歩いて巡礼しました。

白衣は、どこで死んでも、そのまま葬ってもらうための白装束、金剛杖には名前が書いてあり、それが塔婆になったそうです。

昔の巡礼は、死と隣り合わせだったのでしょう。
巡礼中、仮に、死の世界へ赴く意味もあったと思います。

結願は、死の世界から、俗界へ帰るということです。
多大な労苦の末、結願は、大きな喜びがあったと思います。

私は、ありがたいことに、楽しみながら廻らせていただきました。
西国の寺々、よかったですね。

坂東、西国と終え、今後、私は生まれ変わったつもりで、生きていきたいと思います。
これまでのご縁があったので、今後もずっと、観音様を信仰させていただきたいと思います。