平成21年5月25日

 大法寺

大法寺は、青木村にある天台宗の寺院です。
青木村は、上田市のお隣の村です。

大法寺には、国宝 三重塔があります。
開基は、藤原鎌足の子・定恵(じょうえ)と伝えます。
お地蔵様が、花に囲まれています。
観音堂 国重要文化財
  三重塔(国宝)は、山腹に点在する伽藍の最も高い地点に立っています。

鎌倉幕府崩壊の年にあたる、1333年に建立された和様の三重塔です。

高さ18.38m。  
思わず振り返るほどの美しさのため「見返りの塔」と呼ばれています。

その美しさは、初層の屋根が特に大きいところにあります。
この三重塔を建てた宮大工は、大阪四天王寺の大工達でした。


武士の都、鎌倉は、室町時代の上杉禅秀の乱、永享の乱により長く荒廃し、現在、古い建築はあまり残っていません。
上田市、塩田平あたりは、武田氏VS村上氏、真田氏VS徳川氏の合戦があったと思うのですが、これだけ鎌倉・室町の古建築が残存しているのは驚きです。
山に囲まれた田園地帯なんですが、歴史の色が濃い不思議なエリアでした。

信州の鎌倉、中世の雰囲気を残す寺院が多くあり、非常に印象深かったです。

また、機会があれば、来てみたいです。