平成21年12月29日

 輪王寺
 輪王寺は1441年、福島県に創建されたお寺です。
 その後、伊達氏の本拠地の移り変りとともに、輪王寺も米沢や岩出山、仙台市と移ってきました。最終的に、仙台に落ち着いたのが1602年でした。
 輪王寺の場所が計6回変わったので「輪王寺の六遷」というそうです。

 1876年、野火が発生し、仁王門のみを残してすべてが類焼してまいました。
 そのご再建が進まず、1915年、無外和尚という方が現在の本堂を完成させました。無外和尚は庭園の整備にも尽力し、その晩年(1943年に亡くなる)には現在の規模の庭園がほぼ完成したとのことです。
表通りに面して、仁王門があります。
門から、長い参堂が続いています。
両側に、石仏が並んでいます。

どうも、昔は木々があったようですが、都市計画道路の地下道建設のため掘削した名残のようです。
釈迦如来の石仏がいらっしゃいました。
どこかの飼い猫か、猫がきました。
私に擦り寄ってきました。
人懐こい猫です。
参堂で、リラックスしています。
長〜い参堂です
輪王寺 本堂
本堂と庫裏の間には狭い通路があり、本堂裏の日本庭園への入口になっています。拝観料は300円。

大きな池があり、池の向こうに三重塔が建っています。
シダレザクラの木があります。
春には、花がきれいでしょう。
きれいな雪つりがされているのに、びっくり。
仙台は、けっこう雪が降るのでしょうか。
庭園は、すっかり、冬の支度ができているのですね。
限られた空間のなかに、濃密な造詣を施した庭園です。
庭木が多すぎるかなと思いますが、素晴らしい庭園です。
この庭園、かなりお金がかかっています。
三重塔は鉄骨RC構造だそうです
全体的に、白っぽい塔です。
池と三重塔が絵になります。
また、いつか、春か初夏にでも来てみたいです。