平成22年10月 栃木市観光

小江戸と呼ばれる、栃木県栃木市へ観光に来ました。
栃木市は 埼玉県の川越市・千葉県の佐原市とともに「小江戸」と呼ばれ,、古い街並みが見られます。
明治4年(1871)の廃藩置県により、下野国は栃木県と宇都宮県に別れ、さらに、明治6年(1873)には栃木県に統合され、栃木町は栃木県庁の所在地となりました。
県庁堀
県庁跡地唯一の遺構である県庁堀。
平成8年(1996)県指定文化財(史跡)となっています。
栃木県議会発祥の地 碑
明治12年4月14日、都賀郡薗部村(現栃木市)の栃木県庁敷地内遥拝所を仮議場として栃木県最初の県議会が開かれました。
うずま川と蔵屋敷の町並み
栃木は、川越、佐原と並び、小江戸として有名な町です。
数多くの蔵が残されており、蔵の町としても有名です。
きれいな川の水のなかで、鯉がたくさん泳いでいました。
観光用の和舟の遊覧船があります。
TVの収録かなと思ったら、杉本彩さん達でした。
杉本彩さん達も、和船に乗り、撮影をしていました。

 満船寺
 満福寺には、栃木市出身の画家、田中一村の墓があります。
 田中一村(1908〜1977年)は、東京美術学校を中退後、奄美大島の自然を愛し、その植物や鳥を鋭い観察と画力で力強くも繊細な花鳥画に描いた日本画家です。
田村一村の墓
 晩年、奄美大島い渡り、南国の自然という新しい主題を取り入れたすぐれた作品を次々に制作しました。
 没後に才能が認められたこと、南を目指したことから、日本のゴーギャンなどと呼ばれることがあります。

 神明宮
 神明宮は、 栃木のお伊勢様と呼ばれます。
 応永10年(1403年)、栃木城内神明宿(現神田町)に創建されたと言われています。
 天正17年(1589年)現在地へ移され、栃木町の総鎮守となりました。
 社殿は伊勢皇大神宮に倣い、神明造りです。
 現在の拝殿はもと、中教院の講堂として明治8年(1875年)に造られたものを使用しています。

 近龍寺
山本有三が眠る歴史あるお寺です。
応永28年(1421年)、良懐上人が、城内宿河原に創建したと言われる浄土宗の寺で、天正16年(1588年)現在地に移されました。

明治初期、栃木県最初の小学校(日惜舎)と師範学校が開設されました。
 山本有三(1887〜1974年)は、栃木に生まれ、栃木高等小学校を卒業すると東京浅草の呉服屋に奉公に出され、その後、苦労して旧制の中学校・高等学校に行き、東京大学を卒業しました。 「路傍の石」、「真実一路」、「女の一生」などが代表作です。

 大平山
栃木市内の大平山へ登ってきました。
関東平野を見渡した上杉謙信が、あまりの広さに目を見張ったという故事から生まれた。
謙信平
戦国時代の頃、関東平定を競い対立した越後の上杉謙信と、小田原の北条氏康は、当時の大中寺住職虎溪和尚(こけいおしょう)の斡旋により、永祿11年(1568)9月、大中寺において和議を結んだ。
 その後、上杉謙信は太平山に登り、兵馬の訓練を行い太平山上から南の関東平野を見渡し、あまりの広さに目を見張ったという故事から謙信平の地名が生まれたいわれます。天気がよいと、東京浅草の東京スカイツリーがかすかに見えます。
大平山神社
大平山神社は 大平山を境内とし、瓊瓊杵命(ににぎのみこと)、天照皇大御神(あまてらすおおみかみ) をはじめ、多くの神様を祀っています。
四季折々の花に彩られ、特に アジサイや、桜などが見どころです。
御神石
この神石を撫でると、霊験を受けるそうです。
星宮神社
磐裂根裂神(いわさくねさくのかみ)・天之加々背男命(あめのかがせおのみこと)・天海水木土火金地などの森羅万象の神々をお祭りしています。
大平山から、栃木市内が一望できます。