平成22年11月 鎌倉散策

鎌倉駅前からバスに乗り、鎌倉湖(散在ヶ池)を過ぎ、住宅街でバスを降り、急な坂道を登り、天園ハイキングコースの入口へ着きました。
反対側の建長寺側から入ると、拝観料が必要ですが、こちら側は無料です。
アップダウンを繰り返しながら、ハイキングコースを歩いていきます。
しばらく歩き、大平山山頂に到着しました。
急に視界が開け、遠くの山々が見渡せまます。見晴らしのいい場所です。
広い場所があり、ここで昼食にしている人々がたくさんいました。
天園峠の茶屋
天園の休憩所です。
ひたすらず瑞泉寺へ向かいます。
貝吹き地蔵
 天園ハイキングコースの途中、瑞泉寺の裏山にあります。
 元弘3年(1333)の新田義貞との戦いで敗れた北条勢が、高時の首を埋める場所を探していましたが、その時この地蔵がほら貝を吹き、新田勢の注意をひきつけたので、無事に高時の首を埋めることができたと言う伝説があります。

 瑞泉寺
瑞泉寺は、1327年に創建されました。開基は夢窓疎石(むそうそせき)です。
南北朝期、足利尊氏の子で鎌倉御所の基氏が疎石に深く帰依し、没後その塔所となり、以後足利家の厚い保護を受けました。
「花の寺」とも呼ばれ、春先には、水仙、梅、ボケなどが咲き、訪れる人々を楽しませてくれます。
夢窓疎石は、優れた禅僧であるとともに優れた造園家でもあり、仏殿背後の岩を掘り出した庭園は、夢窓疎石作庭と伝えられ、国の名勝に指定されています。


 鎌倉宮
鎌倉宮は、後醍醐天皇の皇子 護良親王(もりよししんのう、あるいは、もりながしんおう)を祭神として、明治2年(1869年)に、明治天皇のご意思により創建されました。このあたりは、護良親王が、足利直義に幽閉された東光寺のあった所だったそうです。社殿の背後に、親王が幽閉されたという土牢があります。

 杉本寺 
天平6(734)年、光明皇后の発願で創建されたと伝えられる天台宗の古刹です。

 神奈川街道から、階段が続いています。寺の伽藍は大倉山の斜面に配置されています。
 現在でも板東三十三観音霊場の第一札所として、信仰され、境内にはおびただしい奉納幟が林立しています。 秘仏の本尊(毎月1、18日、8月10日に限り公開)は、三体の十一面観音です。
 寺の縁起によれば、寺が火災になったとき、本尊が自ら歩いて杉の木の下へ避難したので杉本観音といわれます。

 浄妙寺

 浄妙寺は、文治4(1188)年、鎌倉幕府の重臣足利義兼が創建しました。当時は、極楽寺と呼ばれる真言宗の寺でした。その後蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)の弟子である月峯了然(げっぽうりょうぜん)が住職となり臨済宗に改宗、寺名も浄妙寺に改めました。
 浄妙寺は鎌倉五山の五位に数えられ、最盛期には23院の塔頭を有した大寺院でしが、度重なる罹災で往時の伽藍は失われ、本堂の銅葺きの大きな屋根が、かつての威容をわずかに偲ばせています。
 浄妙寺で飼われている猫です。大きな猫で、人見知りもせず、一心不乱に夕食を食べていました。

 石窯ガーデンテラス
 石窯ガーデンテラスは、浄妙寺境内の高台に、90年近い歴史を刻んだ洋館を改装して、石窯で焼くパンを提供するカフェ&レストランとして2000年5月にオープンしました。
 紅葉しています。
ガーデンテラスでは、庭に咲く四季の花を眺めながらお食事・お茶を味わえます。
ガーデンがあり、外でお茶などを楽しめます。この日は、夕方で、少し肌寒くなっていました。
 私は、建物内で食事をいただきました。
 きれいな花がまだ咲いていました。
 私は、ビーフストロガナフをいただきました。美味しかったです。
 この店のガーデンには、いろいろな花が咲いていました。
いいお庭です。
この青い花の名前はなんでしょう?きれいな青い花です。
もう少し暖かかったら、ガーデンでお茶を飲んでみたいです。
滑川(なめりがわ)
これで観光を終了し、鎌倉駅へ向かいます。
途中の滑川には、鯉がたくさん泳いでいました。