平成23年 4月
 高遠城址公園(たかとおじょうしこうえん)

高遠城址公園は、長野県伊那市高遠町東高遠にある城、高遠城を中心に整備された公園です。別名兜山城ともいわれます。
1582年(天正10年)、城主・仁科盛信(信玄五男)の時、織田信長により高遠城は攻められ落城します。
 明治4年、廃藩置県によって高遠城は取り壊しとなり、城内の樹木は競売にかけられ売り払われたため、この場所は荒地となっていました。
 明治9年これを見かねた旧藩士たちは城跡に桜を植樹し、城下町にあった門を移すなどして公園として整備します。
 昭和11年、高遠閣が完成。高遠閣は観光客の休憩所、案内所として使用されています。
昭和35年、コヒガンザクラは長野県の天然記念物に指定されました。
高遠城は南アルプスの裾野にあり、春になるとこの地にしか咲かない1,500本のコヒガンザクラ(サクラの一種)が咲き乱れ、城は赤みを帯びた鮮やかな桜色に包まれます。日本さくら名所百選に選定されています。
タカトオコヒガンザクラで、ソメイヨシノより少し小ぶりで赤みのある花を咲かせます。
園内には約1, 500本以上の桜があり、古くから「天下第一の桜」と称されて全国的に有名です。
毎年4月上旬から5月上旬にかけての観桜シーズンには「高遠城址公園さくら祭り」が催され、全国から花見客が訪れ,30万人以上の観光客が訪れます。
インターネットで、高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの開花状況を前日に見て5分咲きで、見頃はこの日、日曜日と予想していたので、やってきました。
高遠城址の東側のサクラは、ちょうど満開になっていました。
しかし、ほかの高遠城址内は、ほんとうに5分咲きでした。
あまりにも、高遠への期待感があったので、ちょっとがっかりでした。
高遠城址公園には、朝の5時半ごろ着いたのですが、6時ちょい前には、たくさんの人々が園内にいました。
朝は、手がかじかむ程寒かったです。
桜雲橋(おううんきょう)です。
高遠城址公園のなかでも名所になっています。ここで記念撮影をする人が多いです。
前日雨だったようで、空は抜けるような青空でした。
園内には、飲食関係の屋台がたくさんでていました。
園内を3周ほどして、桜を充分堪能しました。
車を停めた駐車場は、午前10時までしか駐車できません。
午前10時以降は、大型バス専用駐車場になってしまうので、午前10時まで出発しないといけません。
午前8時ごろには、高遠を後にしました。