平成25年5月 栃木県

 ゴールデンウィークの後半、栃木県の唐沢山城跡へ来ました。

 唐沢山城跡は、唐沢山にあり、延々と続く登り道を車で登ってゆきます。
 駐車場は、それほど混雑はしていないです。

 唐沢山城跡(からさわやまじょう)
 唐沢山城は栃木県佐野市富士町にある本格的な山城です。
 佐野市街地の北方約5kmの唐沢山(247km)山頂を本丸として、一帯に曲輪が配された連郭式山城です。城跡からは、晴れた日には新宿の高層ビル群が見えるとのこと。

 築城は平安時代の延長5年(927年)に、藤原秀郷が従五位下・下野国押領使を叙任、関東に下向し唐沢山に城を築いたのが始まりとされます。

 藤原秀郷は、平将門による天慶の乱を鎮圧したことで有名です。この功績により秀郷は従四位、武蔵・下野両国鎮守府将軍を拝領しました。 秀郷の子孫は、佐野氏と称しました。
 戦国時代においては、佐野氏第15代当主・佐野昌綱による唐沢山城の戦いで有名で、上杉謙信の十度にわたる攻城を受けましたが、度々撃退して謙信を悩ませました。
ちょど、お昼時だったので、唐沢山荘で、お昼をいただきました。かなりのボリュームで美味しかったです。
唐沢山荘を出て、登っていくと、まもなく鳥居があります。
整備された歩道を登っていきます。
唐沢山神社
 唐沢山城跡の本丸跡に、唐沢山神社があります。
 祭神の藤原秀郷は俵藤太(田原藤太)の別名でも知られ、下野国押領使として唐沢山に唐沢山城を築城し、秀郷の子孫の佐野氏が居城しました。
 秀郷の後裔や佐野氏の旧臣らが中心となって秀郷を祀る神社の創建が始められ、明治16年(1883年)、唐沢山城の本丸跡地に創建・鎮座されました。明治23年(1890年)に別格官幣社に列格しました。

唐沢山神社を参拝し、階段を降りると、社務所があります。
社務所の脇を通り、先へ行くと見晴らしのいい展望所があります。

冬の空気が澄んだ時期には、東京の高層ビル群、東京スカイツリーが見えるのでしょう。
唐沢山城跡の主郭エリアは、唐沢山神社の神域となっているようでした。

唐沢山神社の入口には、ちょうど山つつじが咲いていて見ごろでした。
 唐沢山神社の駐車場には、ノラちゃんか、ネコが数匹たむろしていました。

なかには、人懐っこいネコがいて、人に体を触らせていました。