平成26年4月
愛知県への旅一日目(2/2) 豊川稲荷

 豊川稲荷
 三明寺を見学した後、豊川駅前のホテルにチェックインし、歩いて豊川稲荷に向かいました。豊川駅前を歩いていると、駅前にキツネのオブジェがありました。豊川市らしいです。
 豊川駅前から、豊川稲荷に向かいます。塀と伽藍が見えてきました。豊川駅に近いです。
  豊川稲荷は曹洞宗の寺院で、正式の寺号は妙厳寺(みょうごんじ)といいます。
 門前には商店街が連なり、古くからの門前町9:00 2014/04/26です。
山門
 現存最古の建造物で、今川義元の寄進によるものです。
法堂
 妙厳寺の本尊の千手観音を祀っています。
 妙厳寺は、嘉吉元年(1441年)、曹洞宗法王派の東海義易によって創建されました。 室町時代末期には、今川義元が伽藍を整備しました。当時は、豊川(川の名前)の近くに広がる円福ヶ丘という高台に伽藍がありましたが、元禄年間までに現在地に移転します。現存する諸堂は江戸時代末期から近代の再建です。  
 豊川稲荷の鳥居です。
豊川稲荷本殿
 豊川稲荷の「稲荷」とは、境内の鎮守として祀られる枳尼天(だきにてん)のことです。枳尼天は、インドの古代民間信仰に由来する仏教の女神でしたが、日本では稲荷信仰と習合し、稲荷神と同一視されました。妙厳寺では「枳尼真天」(だきにしんてん)と呼称されています。
 戦国時代になると、今川義元、徳川家康、九鬼嘉隆などの武将からも帰依を受けました。江戸時代になると、大岡忠相や渡辺崋山からの信仰を受け、立身出世や盗難避けの神として江戸の庶民からも信仰されるようになりました。現在でも、正月の初詣期間中は大変な数の参拝客が訪れます。
 三重塔がありました。
奥の院
 かつての稲荷本殿です。
 豊川稲荷枳尼真天の幟旗。たくさん奉納されています。
 豊川稲荷は、広大な寺院です。正月には、初詣の参拝者で混雑するのですね。
愛知県への旅二日目(1/2)豊川市内