平成28年2月 京都への旅
 関西での用事が終わり、時間をみて、久しぶりに京都へ来ました。
 京都は、冬でも、観光客がたくさんいます。
 京都駅前から、バスに乗り東山へやってきました。
 歩いていると、時折青空が見える時があるのですが、風花が舞っています。
 白河院並びに法勝寺跡
所在地:左京区岡崎法勝寺町

 白河院は,九世紀半ば摂政藤原良房が平安京外のこの地に営んだ別業で,代々藤氏長者に伝えられました。
 のち白河天皇へ献上され、法勝寺となりました。藤原道長・頼通期には、天皇や女院の行幸・御幸が度々みられ桜の名所として知られました。
 洛翠
 洛翠庭がある場所は、もともとは南禅寺の境内だったといわれていますが、近年明治政府よって没収された後、1909年に実業家・藤田小太郎の私邸が建築される際に、7代・小川治兵衛により作庭された日本庭園です。
 1987年には、京料理と名園の宿「洛翠」として利用され、庭園も一般公開されてました。しかし2009年には閉館となり一般公開はされていません。
 尊良親王陵
 尊良親王陵は、永観堂の近くにあります。越前金ヶ崎城で自害した親王の首が永観堂に届けられ、住職の夢窓国師が葬礼を執行した後、この地で首塚として祀られているそうです。
 真正極楽寺
 真正極楽寺は、京都市左京区にある天台宗の寺院で通称・真如堂と呼ばれます。山号は鈴聲山(れいしょうざん)。本尊は阿弥陀如来、開基(創立者)は戒算である。

 永観2年(984年)、比叡山の僧である戒算が夢告により、比叡山常行堂の本尊阿弥陀如来を東三条院詮子(一条天皇生母)の離宮に安置したのが始まりです。
 正暦3年(992年)一条天皇の勅許を得て本堂が創建されたといいます。
 しかし、応仁の乱をはじめ度重なる火災により堂塔は焼失した。その後足利将軍家や豊臣秀吉により京都市内の何カ所かを転々としたのち、元禄6年(1693年)、現在の場所に再建されましました。
 近年は紅葉の名所で、紅葉期は多くの人が訪れます。
三重塔
 三重塔は、宝暦年間(1751〜1764年)に建立された後、1817(文化14)年に再建されています。現在は京都府の文化財にも指定されています。
 金戒光明寺
所在地:京都市左京区黒谷町121

 浄土宗の寺院。山号は紫雲山。本尊は阿弥陀如来。通称寺名をくろ谷さん(くろだにさん)と呼ぶ。知恩院とならぶ格式を誇る浄土宗の七大本山の一つです。
 浄土宗の大本山、承安5年法然上人が比叡山の黒谷を下り、草庵を結ばれたのが浄土宗最初の寺院の始まりです。
 山門、阿弥陀堂、本堂など18もの塔頭寺院が建ち並んでいます。
 また、幕末には、京都守護職会津藩一千名の本陣にもなりました。
三重塔
 江戸時代初期、徳川秀忠菩提のために建立され、くろ谷の西にあった中山文殊が三重の塔に安置されています。本尊の文殊菩薩と脇士の像は運慶の作です。
優美な三重塔です。
清和天皇火葬塚
 金戒光明寺の文殊塔の東側にあります。
京都の街並みがよく見えます。
 これで観光を終了し、関西空港へ向いました。
 飛行機で成田空港に着き、家に帰りました。