板東第七番 光明寺

寺院名 金目山 光明寺
(かなめざん こうみょうじ)
通  称  金目観音
宗  派  天台宗
開  基  道儀上人
ご本尊  聖観世音菩薩
 真  言: おん あろりきゃ そわか
 ご詠歌: なにごとも いまはかなひの 観世音 二世安楽と たれか祈らむ
 御利益: 安産祈願

 札所データ 
住所  神奈川県平塚市南金目896
電話  0463(58)0127
交通(電車)  JR東海道線 平塚駅から神奈川中央交通バス
 2番線に乗り約25分 金目駅下車すぐ
交通(車)  小田原厚木道路 平塚ICから約5分
駐車場  あり
拝観料  無料
地図サイト mapion

 歴 史
  • 大宝2(702)年、現在の大磯町子磯の浜で、海女の桶に七寸の小さな金像が入った。わが家に持ち帰ると、そこの一人の行脚の僧が訪れ、これぞ聖徳太子御作の観音像であると告げて去ったという。そこで海女は家の奥にこの像を祀った。それが光明寺の創始である。
  • のちに道儀上人が一宇を建立
  • 天平年間(729〜749)には行基が五尺九寸(1.7m)の観音像を刻み、その胎内に金像を納めた。それが金目観音で、「お腹ごもりの観音」と言われている。
  • 鎌倉時代以後は、天台密教霊場として栄え、とくに源頼朝の帰依は厚かった。頼朝の妻・北条政子も、源朝朝出産のおり、金目観音に祈願したことが「吾妻鑑」に書かれている。
  • 足利尊氏ら、歴代の室町将軍家はここを祈願所と定め、寺は大いに栄えた。
  • 「かなひの観音」とも呼ばれている。

 訪 問 記

平成20年9月1日(月) 晴れ

 金目山 光明寺

光明寺(金目観音)は、金目川沿いの市街地にあります。

大宝2年(702)潮汲みの海女が、海で七寸の金像を汲み上げました。
海女は家に持ち帰ったところ、一人の行脚の僧が来て、これぞ聖徳太子御作の観音像であると告げて立ち去りました。
それを家の奥に奉安したのがこの寺の草創であると記されています。

御利益は、安産祈願だそうです。

光明寺 山門
大きなわらじが下っています。

中の金剛力士像は、関東で最も古いもので、神奈川県指定重要文化財に指定されています。
山門から境内を望む。
光明寺 観音堂

観音堂は、明応7(1498)年の再建で、平塚市最古の建造物で、県指定重要文化財に指定されています。
宝形造りの美しいお堂です。
靴を脱ぎ、スリッパに履き替え、お堂の外陣に上がれます。
前立観音像もよく見えなかったです。
観音堂
歓喜堂

足利氏の持仏と伝えられる大聖歓喜天を安置しています。
あらゆる願望が叶えられると言われています。
文殊普賢堂

文殊菩薩、普賢菩薩を祀っています。
鐘楼と仁王門
イチョウの大木があります。
金目川

光明寺は、金目川の畔にあります。