坂東第十六番札所 水沢寺


寺院名 五徳山 水澤寺
(ごとくさん みずさわでら)
通  称 水澤観音
宗  派 天台宗
開  基 恵灌僧正
ご本尊 千手観世音菩薩
真  言 おん ばざら たらま きりく
ご詠歌 たのみくる 心も清き 水沢の 深き願いを うるぞうれしき
御利益 七難即滅七福即生

 札所データ 
住所 群馬県北群馬郡伊香保町水沢214
交通(電車) 高崎駅から群馬バス水沢経由
伊香保行き一時間 水沢下車
交通(車) 関越自動車道渋川伊香保ICより20分
駐車場 大駐車場あり
拝観料 内陣拝観300円
地図サイト mapion

平成20年9月23日(火) 晴れ

 水澤観音の由来は、1400年以上前の履仲天皇の時代、上野国司の3人の姫を継母が殺そうとはかり、三女の伊香保姫を淵に沈めようとしたとき、姫の持仏であった千手観音が人間の姿となって、姫を救ったといいます。
 伊香保姫はのちに国司・高光中将に嫁ぎ、その後、推古天皇、持統天皇の勅願により、高麗の高僧・恵灌が開山し、姫の夫・高光中将が創建したのが水澤寺であるといいます。
 水澤寺の本尊とされたのが、伊香保姫を救った持仏の千手観音です。この千手観音は、七難即滅七福即生のご利益があることから、「融通観音」とも呼ばれ、古くから広く信仰を集めてきました

 水澤寺
 駐車場はとても広いです。
重厚な仁王門です。
龍王弁財天
六角堂

本堂の右横には、六地蔵を安置した六角堂があり、六地蔵を三度廻すと供養になるということで多くの人がお地蔵さんを廻します。
十二支ごとの守り本尊の石仏が鎮座しています。
 かつては堂宇の数30余、仏像1200体を誇る大寺でしたが、再三の火災のため焼失、現在の建物は、江戸時代中期に大改築されたものです。
本堂
建物は天明七年の竣工。
伊香保姫の御持仏であった本尊 十一面千手観世音菩薩は秘仏となっており、開帳はされていません。