坂東第十七番札所 満願寺
寺院名
出流山 満願寺
(いずるさん まんがんじ)
通 称
出流観音
宗 派
真言宗智山派別格本山
開 基
勝道上人
ご本尊
千手観世音菩薩
真 言 おん ばざら たらま きりく
ご詠歌 ふるさとを はるばるここに たちいづる わがゆくすえは
いづくなるらん
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札所データ
住所
栃木県栃木市出流町288
交通(車)
東北道栃木IC20分
駐車場
50台
拝観料
無料
地図サイト
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歴 史
今から約1200年前、役ノ行者がこの地を訪れ、山腹に紫煙がたなびくのを見て観音の霊窟を発見し、鍾乳石の十一面観音を拝したことに始まる。
行基も来山し、この霊窟で修行を積んだ。
開基は、勝道上人で、20歳から約4年間出流山にこもり、天平神護元(765)年、日光開山のご加護を仰ぐため、現在の本堂の地に大御堂を建てて千手観音を奉安し、満願寺と名づけた。
光仁11(820)年には、弘法大師が勝道上人の遺跡をたどってこの地に巡錫、そのおりに刻まれた千手観音が本尊という。
室町時代には、足利義満が堂を寄進したが、のちに焼失。
現在の大御堂は、明和元(1764)年に再建されたものである。
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訪 問 記
平成20年8月31日(日) 晴れ
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満願寺
満願寺では、まず仁王門が迎えてくれます。
仁王門の先に駐車場があります。
筋肉の細部まで表現された仁王像です。
出流山会館
130名が泊まれる宿泊設備があります。
参堂脇の水路を清冽な水が勢いよく流れていきます。
本堂へ向かう最後の石段
本堂
栃木県の有形文化財
本堂には、龍などの緻密な彫刻が施されています。
重厚で立派な本堂です。
本堂を参拝後、さらに大悲の滝もある奥の院へ向かいます。入山料300円が必要です。
奥の院へは、山道を1.5kmを登らなければなりません。
この花はなんでしょう。?
山道を延々と登っていきます。
奥の院の前には大悲の滝があります。
修行僧の方などが滝に打たれるそうです。
奥の院
ここから最後の登りです。
水で道がぬかるんでいる所があります。
奥の院
奥の院には鍾乳洞があります。
十一面観音の後姿として拝まれている鍾乳石が祀られています。