坂東第二十番札所 西明寺 

寺院名 獨鈷山 西明寺
(どっこさん さいみょうじ)
宗  派 真言宗豊山派
開  基 行基菩薩    737年
ご本尊 十一面観世音菩薩
真  言 おんまか きゃろにきゃ そわか
ご詠歌 西明寺 ちかひをここに 尋ぬれば ついのすみかは 西とこそきけ

 札所データ 
住所 栃木県芳賀郡益子町大字益子4469
交通(車) 常磐道水戸IC1時間
駐車場 西明寺に駐車場あり
地図サイト mapion

 歴 史
  • 寺伝によれば,西明寺の開創は天平9(737)年,行基による。
    紀有麻呂によって堂が建てられ,天平11(739)年に落慶法要が行われた。
    延暦元(782)年には,一山12坊を数えるほど寺勢は栄えた。
  • 紀家といえば,「土佐日記」を著した紀貫之が有名だが,後に紀一族は益子に移り住み,西明寺権現平に紀貫之を祀った。それが益子氏の始まりであるという。

 訪 問 記
平成20年9月23日(火) 晴れ

 西明寺
駐車場
左手に納経所が見えます。
楼門 (国 重要文化財)
明応元(1492)年の建築。
三重塔 (国 重要文化財)
三重塔は天文7(1538)年の建立で、和洋、折衷、唐様の三様式の三間三層造り、貴重な室町時代建築として国の重要文化財に指定されています。
屋根は銅板葺きです。
鐘楼
閻魔堂は,正徳4(1714)年の建立で,閻魔大王のほか,善童子,悪童子,奪衣婆,地蔵尊の5体の仏像が安置されています。
閻魔大王像は笑っています。
 延喜5(905)年には栄山師によって観音像が修造されたが、大治2(1178)年、兵火によって堂宇は焼失します。

 治承2(1178)年に堂宇が再建され、承元3(1209)年には宇都宮景房によって本堂が修復されたものの、正平6(1351)年には再び兵火にかかってしまいました。

 本堂の再建は応永元(1394)年で、元禄14(1701)年に改修され現在の形になりました。
本堂前から見た、楼門と三重塔
伽藍の雰囲気がいいです。
とちぎ名木百選に選定されている、樹齢750年の「こうやまき」