坂東第二十四番札所 楽法寺 

寺院名 雨引山 楽法寺
(あめびきさん らくほうじ)
通  称 雨引観音
宗  派 真言宗豊山派
開  基 法輪独守居士 587年
ご本尊 延命観世音菩薩
真  言 おん あろりきゃ そわか
ご詠歌 へだてなき 誓をたれも 仰ぐべし 佛の道に 雨引の寺

 札所データ 
住所 茨城県桜川市本木1
電話 0296(58)5009
交通(車) 北関東自動車道友部IC40分
駐車場 大駐車場あり
地図サイト mapion

 歴 史
  • 雨引観音の寺歴は古く、聖徳太子の父である用命天皇の世に、中国・梁から来日した法輪独守居士が、故国から持ってきた延命観音を安置したのが開創である。
  • 推古天皇が病気平癒の祈願所として勅願寺となり、天平2(730)年には光明皇后が安産祈願のために自ら法華経を書筆して奉納し、無事に出産した。皇后は安産祈願の根本道場と定め三重塔を建立した。以来、安産や子育ての観音様として、広く信仰を集めてきた。
  • 嵯峨天皇の光仁12(821)年、干ばつが国中を見舞ったため、天皇が自ら写経してこの寺に納め、ひたすら降雨を祈らせたところ、国中で雨で潤い五穀が実った。雨引山の山号は、このときに勅命によって定められ、嵯峨天皇の御染筆は寺宝として現存している。
  • 建長4(1252)年には、宗尊親王が諸堂を建立、足利尊氏も祈願所として信仰を寄せた。
  • 応永3(1396)年には兵火で堂宇を失ったが、そのとき、山の守護神のマダラ神が住職の吽永を励まして、七日七夜で再建させたという。この伝説にちなんで行われるマダラ鬼神祭は、日本二大鬼神祭のひとつに数えられている。

 訪 問 記
平成20年9月23日(火) 晴れ

 楽法寺
雨引観音は、アジサイの寺としても有名です。
鐘楼が見えてきました。
朱塗りもきれいな仁王門です。
スダジイの巨木があります。
多宝塔
嘉永6年(1853)十万人講を勧進して、三重塔を改め多宝塔としました。
雨引観音の境内には、クジャクが放し飼いになっています。
本堂
本堂前には桜の木がありました。
休憩所があります。
先の方に、筑波山が見えます。