坂東第二十五番札所 大御堂
寺院名
筑波山 大御堂
(つくばさん おおみどう)
宗 派
真言宗豊山派
開 基
徳一上人 782年
ご本尊
千手観世音像
真 言 おん ばざら たらま きりく
ご詠歌 御堂 かねは筑波の 峯にたて
かた夕暮れに くにぞこひしき
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札所データ
住所
茨城県つくば市筑波748
電話
0298(66)0126
交通(車)
常磐道土浦北IC40分
駐車場
本堂前にあり
地図サイト
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歴 史
延暦元(782)年,徳一上人が東国に下り,荒廃していたイザナギ,イザナミを祀る筑波山山頂の2社を再建。2神を千手観音,十一面観音の権現として中腹の地に堂宇を建立,千手観音を安置して知足院中禅寺と号したのが大御堂の始めである。
光仁年間(810〜823)には弘法大師によって真言密教の道場が開かれたという。
江戸時代には徳川家の厚い恩寵を受け,3代将軍家光は荘厳な大御堂,三重塔,鐘楼,楼門などを建立,隆盛を極めた。
しかし,明治5(1872)年,廃仏毀釈によって堂宇はことごとく打ち壊され,仏像や経典なども焼失した。本尊の千手観音だけはかろうじて信者の手で守られ,仮堂に移された。
その仮堂も昭和13年の集中豪雨による土石流で埋没。奇跡的に難を逃れた本尊は信者の民家に安置される状態が続いた。
昭和34年,ようやく大御堂再建計画が立てられ,民家を買い受けて堂に改修,同36年に完成したのが,現在の大御堂である。
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訪 問 記
平成20年10月4日(土) 晴れ
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大御堂
情けないことに、筑波山神社は知っていても、大御堂がどこにあるか知らなかったです。
鐘楼
筑波山神社の建物比べると、大御堂はこじんまりとしています。
江戸時代は、もっと大きな建物だったろうに、廃仏毀釈で衰えてしまいました。
逆に、筑波山神社が羽振りを利かせるようになりました。