坂東第二十六番札所 清瀧寺

寺院名  南明山清滝寺
(なんめいざんきよたきじ)
宗  派  真言宗豊山派
開  基  行基菩薩
ご本尊  聖観世音菩薩
真  言 おん あろりきゃ そわか
ご詠歌 わが心 今より後は にごらじな
        清滝寺へ 詣る身なれば

 札所データ 
住所 茨城県新治郡新治村大字小野1151
電話 0298(62)4576
交通(車) 常磐道 土浦北ICより約10分
駐車場 あり
拝観料 無し
地図サイト mapion

 歴 史
  • 寺伝によれば,推古天皇の607年,聖徳太子作の聖観音像を龍ヶ峰に安置したのが草創。
  • 龍ヶ峰は筑波山に連なる峰のひとつで,現在の寺域の背後に位置し桜の名所になっている。
  • 「板東霊場記」では,筑波山の2柱の神が小野山に遊幸されたとき,天の鉾で地を突くと,清水が南北2カ所から滝のごとく湧きだした。その南の方の清明な滝口に行基が寺を建立し,そこから南明山清滝寺の寺名がついたという。
  • 花山法皇の,老人や幼子にも縁が結びやすいようにとの願いから,徳一上人が堂を山の中腹に移転。古観音と呼ばれる場所には,観音堂の礎石が残されている。
  • 鎌倉時代には幕府の功臣・八田知家の庇護のもとに栄えたが,室町時代にに戦火で堂宇を焼失。
  • 元禄年間(1688〜1703)に本堂が再建されたが,明治維新後,寺運は急速に衰えた。
  • さらに昭和44年の火災で,山門以外の本堂とともに本尊も焼失した。
  • 昭和52年,信徒達の悲願が結晶として本堂が再建され,観世音寺の天津忠興住職の寄進により,新たな本尊も安置することができた。

 訪 問 記
平成20年10月4日(土) 晴れ

 清滝寺
筑波山の大御堂から、清滝寺へ来ました。
参道石段の左手に車を停められるスペースがあります。
車を停めたら、 このお寺の駐車場に、茶色の縞模様のネコが一匹いました。
人を怖がらずに、ゆったりと地面に寝ています。
石段を登っていくと、立派な山門があります。
この寺は、無住のような気がします。納経所がありますが、人が常時住んでいるようではないです。
私がご朱印をいただいた際、2人の方がいました。お寺のお坊さんではないようでした。
駐車場の猫は、知らない人なのに、人懐っこく寄ってきます。野良猫のようです。
お腹をすかしているようでした。
可哀相ですがが、何も食べ物を持っていないので、あげられませんでした。
清滝寺へ向かう途中には、筑波山系の山々と田園風景が広がっています。