坂東第三十二番札所 清水寺 

寺院名 音羽山清水寺
(おとわさんきよみずでら)
通  称 天台宗
宗  派 清水観音
開  基 慈覚大師
ご本尊 千手観世音菩薩
真  言 おん ばざら たらま きりく
ご詠歌 濁るとも 千尋の底は 澄みにけり
        清水寺に 結ぶ閼伽桶

 札所データ 
住所 千葉県いすみ市岬町鴨根1270 
電話 0470(87)3360
交通(電車) JR外房線長者駅より徒歩50分  タクシー7分
交通(車) 館山自動車道路市原IC1時間30分
駐車場 15台
地図サイト mapion

 歴 史
  •  天台宗、音羽山。通称、清水観音。上総清水寺は、西国第十六番京都清水寺、西国第二十五番播磨清水寺とともに、日本三清水寺の一つとされている。
  • この寺の縁起は,延暦年間(782〜806)に遡る。
    伝教大師が東国教化を志したとき,夢に老翁が現れ,「上総の国に観音霊応の地を求めて苦行してきたが,いまだに得られない。救世の浄刹を選び,一切衆生を救うための渡し場を開いて欲しい」といって雲に乗って東方に去った。
  • やがて上総の国に入った大師は,道に迷って樵に一夜の宿を借りたが,じつは樵は熊野権現の化身で,その地は泉が湧き流れて滝となり,まさに音羽の風景にそっくりの場所だった。そこで大師は庵を結び,十一観音の彫刻を始めると,夜ごとに谷から光が放たれ,地中から金剛御丈一尺七寸(約50cm)の観音像が示現したという。その尊像は,今も秘仏として残っている。
     ところが伝教大師は急な勅命により京都に,戻らなければならなくなり,慈覚大師がその志を受け継いだ。慈覚大師はクスノキで千手観音を彫り寺を草創。
  • その後大同二年(807)に,坂上田村麻呂が堂宇を建立した。
  • 清水の名にふさわしく,千尋の池の水は、夏の水涸れでも涸れたことがないという。


 訪 問 記
平成20年9月23日(火) 晴れ

 清水寺
外房海岸から内陸に入った山間にあります。
丘陵・山と田園風景が広がります。
清水寺の看板があり、上り口にも大駐車場があります。
山の上にも駐車場があり、車で上っていけます。
車で上まで上り詰めると、山門があります。
山門をくぐると四天門が見えてきます。
左手が、納経所です。

休日の午前中に訪れたのですが、参拝者は他にいません。
赤穂四十七士 木像
板東の写し本尊
本堂前に、清水寺の謂われとなった小さな池 千尋の池があります。
本堂
昔は、板東札所巡りが盛んだったのでしょう。
奉納された仏画がたくさん本堂外陣に飾ってありました。
豊漁を祈った絵馬がたくさんあります。