平成19年11月

 熊野本宮大社

熊野本宮大社は和歌山県田辺市本宮町にある神社で熊野三山の一つです。

家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)を主祭神とする。
別名を熊野坐大神(くまぬにますおおかみ)、熊野加武呂乃命(くまぬかむろのみこと)という。



現在の本殿には上四社の4柱が祀られている。

現在は社殿は山の上にあるが、1889年(明治22年)の大洪水で流されるまで、熊野川の中洲にあった。創建以来その中州にあったと思われ、明治の洪水が起こるまでは社殿が流される事態などにはならなかったのだが、明治以後、山林の伐採が急激に行なわれたため、山林の保水力が無くなり大規模な洪水を引き起こしたのだと考えられている。

参堂をには、熊野大権現の幟旗が立っています。
少し長い階段を登っていきます。
熊野本宮大社

創建は、崇神天皇の御世といいます。
社伝によると、大斎原(旧社)において、大きな櫟(いちい)の木に三体の月が降りてきました。
熊野連(くまののむらじ)が不思議に思い「天高くにあるはずの月がどうしてこの様な低いところに降りてこられたのですか」と尋ねたところ、その真ん中にある月が次のように答えました。
「我は家都美御子大神であり、両側の月は両所権現(熊野夫須美大神・速玉之男大神)である。社殿を創って齋き祀れ」
 この神勅より、社殿が造営されたのが、熊野本宮大社始まりされています。

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