平成20年 5月

 清水寺(きよみずでら)
清水寺は福岡県みやま市瀬高町の清水山にある天台宗の寺院。
本尊は千手観音。九州西国霊場第十六番。

寺伝によれば、平安時代初期の大同元年(806年)、唐から帰国してまもない最澄(伝教大師)が、合歓(ねむ)の霊木から、2体の千手観音の木像を刻み、うち1体を京都の清水寺に安置。もう1体を安置する堂をこの地に創建したのが清水寺の起源であるという。


○  清水寺 本坊庭園

mapion


広い駐車場に車を停め、渓流沿いの道を歩いていきます。

本坊に入ると、黄金に輝いて鎮座される観音様がおられます。向かって左手が庭園である。
縁側から庭園が見渡せます。静かな庭園がのんびりとした気分にさせてくれます。

遠くの山を借景とし、自然を巧みに活かした庭園です。
もみじの木があり、紅葉の時期にはさぞかしきれいでしょう。
本坊庭園は、室町時代に開かれた庭園で、雪舟の作と伝えられています。(国の名勝)
一番先の方にある小さい滝から、水が流れてきます。
よく手入れされた庭園です。
○ 清水寺

再度、駐車場に戻り、上り坂を登ってゆき、清水寺 本堂へ向かいます。
三重塔

総高約26.5m。天保7年(1836年)の建立。(福岡県有形文化財)

昭和59年(1984年)に修復されています。
本堂

開基最澄の作と伝承される千手観音菩薩の木像を本尊として安置しています。
山門(福岡県指定有形文化財)

立花貞則を願主として延享2年(1745年)に建立。
釈迦如来、文殊菩薩、四天王を上層内部に安置している。
駐車場のそばに、野生なのか、うさぎがいました。

水城 → 岩屋城跡 → 大野城跡 → 観世音寺 → 清水寺