平成20年 5月 防府市

 毛利氏庭園

 毛利氏庭園は、多々良山のふもとにある旧防長藩主毛利氏の本邸で、敷地面積56,955u、建坪3000uの豪壮な館と庭園です。
 邸宅は、旧萩藩主毛利氏により、大正5年(1916)に建てられたもので、総ヒノキ造りの壮大な建築です。

所在地:防府市多々良一丁目
交 通:JR防府駅から阿弥陀寺行きバス約6分「毛利邸入口」下車
入園料:拝観料:個人/大人400円
1871年(明治4年)の廃藩置県で一旦それまでの藩主たちは東京に集められましたが、後に元いた領地に戻って住んでもよいことになりました。
 そこで、井上馨が旧萩藩主邸を建設する責任者となり、それにふさわしい場所として多々良の地を定めて、1892年(明治25年)に工事を始めました。
 途中で日清戦争、日露戦争があったため工事が遅れ、1916年(大正5年)にようやく工事が完成しました。
邸宅の一部は毛利博物館として、毛利元就ゆかりの品をはじめ、雪舟の四季山水図をはじめ,国宝や重要文化財を含む約2万点の宝物を所蔵、展示しています。
この庭園は、ひょうたん池を巡る回遊式庭園で、四季折々の景観が楽しめます。
春の吉野桜や山桜など、250余種の樹木が調和し植栽されています。 春の桜、秋の紅葉が見事だそうです。 平成8年3月に国の名勝に指定されています。

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