平成22年1月10日(日) 山梨県〜静岡県

中央高速道の甲府南ICで降りました。
今日は、山梨県から静岡県へ抜けて、富士山の周りを時計の逆廻りで、観光していきます。


 霊亀山 永泰寺

所在:山梨県甲府市古関町1555 (旧上九一色村)
甲斐百八霊場の第93番で、夢窓国師が開いたお寺です。

境内や駐車場に、桜の木があります。
春、桜の花がきれいでしょう。
本堂
朝早いので、日が照っていません。
見学していると、かなり寒いです。
永泰寺 釈迦堂
 木造釈迦如来立像(県指定文化財)がご本尊です。
 鎌倉時代につくられたとみられ、清涼寺式の像で、年に1度、4月8日の花祭りの時に開帳されます。
 
 精進湖

精進湖は、富士五湖のひとつで、山梨県南都留郡富士河口湖町(旧西八代郡上九一色村)にある湖です。五湖中でもっとも湖水面積が狭い湖です。
ボートで、ワカサギ釣りをしている人がいました。
氷が張っています。寒いでしょう。
 
 本栖湖

本栖湖は、最大水深は富士五湖で最も深く、面積は3番目の大きさです。
山陰には、これまで降った雪が残っています。
水が透明で、きれいです。
湖岸を走っていると、富士山が見えました。
お天気がよかったので、よく見えます。
お日様がまぶしいです。
 
 慈観寺
所在:山梨県身延町道143 (旧・下部町)
「本尊の聖観世音菩薩は「火伏せ観音」として知られており、庭園は夢窓疎石の作庭と伝えられる。 」とホームページで見て、来ました。
しかし、庭も無さそうだし、夢窓国師の謂れが書いてある表示物はありませんでした。
朱塗りの鐘楼が、鮮やかです。

山門には、桜の木、本堂前には枝垂桜の木がありました。
春の盛りには、きれいでしょう。

 
 大聖寺(だいしょうじ)
所在:山梨県南巨摩郡身延町八日市場539(旧・中富町)

大聖寺の開創は、長治2年(1105)、新羅三郎義光(源義光)です。開山は実応阿闍梨法印。
義光の墓所もこの寺といわれています。
大聖寺は、長い参道があります。
参道の右手には広い駐車場があります。
山門脇には、身延町歴史民俗資料館があります。
連絡しないと、見学はできないようです。

 加賀美次郎遠光が、承安元年(1171)、宮中守護の功績により、当時清涼殿に安置されていた弘法大師作の不動明王像を下賜され、曽祖父ゆかりのこの寺に祀りしました。
 また、高倉天皇から「三守皇山長光王院大聖明王寺」の勅額を賜ります。

 木造不動明王坐像は、国指定重要文化財に指定されています。
信玄公手植えの紅梅
いかにも老木の梅の木のように思えます。
夢窓国師配石の築山でしょうか。
 

 正福山 南松院
 
所在:山梨県南巨摩郡身延町下山

 南松院は、穴山信君(梅雪)が永禄9年(1566)に亡くなった母の菩提所として創建した寺です。
 穴山信君の母は、武田信玄の姉でした。

 また、梅雪夫人(見性院)は、信玄の娘であり、梅雪歿後間もなく、一子勝千代の死により穴山氏が絶家したので江戸城に入り、3代将軍家光の異母弟会津藩祖保科正之を養育しました。
 このため幕府は南松院に御朱印地25石を寄進し明治に至ります。
金色の釈迦如来様がいらっしゃいました。

山門

南松院本堂
正面庭園は夢窓国師作庭と伝えられている二段式廻廊庭園です。

その前、左右の庭は、新庭園・陽の庭・陰の庭・正福の庭と区分される、枯山水の庭園があります。
九山八海の庭園で極楽浄土をあらわしているそうです。この庭もなかなか見ごたえがあります。
亀石
池中の亀石は、南松院夫人(武田信玄姉)が穴山信友に嫁ぐ際、父信虎に請い持参したと伝えられる武田家伝来の霊亀石です。

この亀石、亀のそっくりです。
池には滝が流れ込んでいます。
池の上段には、石組みの庭があります。

南松院の庭、素敵でした。

 五竜の滝(ごりゅうのたき)
五竜の滝は、静岡県裾野市千福にある滝です。

車は、裾野市中央公園に停めます。中央公園は、黄瀬川と佐野川の合流地点にあり、富士溶岩の断崖にかかる五竜の滝を中心に公園があります。

園内には、国指定重要文化財「旧植松家住宅」があります。
また、松、クヌギ、コナラ、桜、ケヤキなどの樹木の緑も豊かでます。
公園を抜け、川岸に降り立つと、滝が見えます。

高さ12m。全部で五条の滝から成り、向かって左側の三条の滝を雄滝、右側の二条の滝を雌滝といいます。
また五条の滝にはそれぞれ左から、雪解・富士見・月見・銚子・狭衣と名付けられています。
この滝のすぐ上流には住宅街です。
街中に、こんな滝があるとは、驚きです。
普通、滝は、深山幽谷のなかにあるものと思っていました。

この日は、裾野市から少し南へ戻り、静岡県 長泉町にあるホテルに宿泊しました。

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