平成25年2月 名古屋への旅 一日目

久しぶりに名古屋へ観光に来ました。
新幹線でお昼前に名古屋駅に到着、荷物を預け、お寺をお参りに行きました。
名古屋圏で、便利な鉄道ICカード、manacaを購入して出発します。

まずは、名鉄に乗り、須ケ口駅で降ります。
住宅が両側に連なる道路を歩き、長谷院へ来ました。

 長谷院(ちょうこくいん)

所在地:愛知県清洲市桃栄3

長谷院は、「堀江観音」の名で信仰をあつめる尾張三十三ヶ所第二番霊場です。
宗派は、浄土宗です。

堀江観音 多宝塔

堀江観音には、江戸時代の天保五年(1834年)建築の多宝塔があります。

本瓦葺で、一段高い基盤の上に建築されています。
なかなか、しぶい古塔です。
お寺の敷地内に神社があります。昔の神仏習合の名残でしょう。
堀江観音、あまり参拝者があまりいませんでした。私のほかに一人の方がいるだけでした。

堀江観音の参拝を終え、次は、甚目寺へ向かいます。
電車でなく、歩いてゆきました。
20分弱程かかったでしょうか。

 甚目寺(じもくじ)

所在地:あま市甚目寺町東門前24
甚目寺は、愛知県下第一の古刹を誇り、尾張四観音の一つとしても有名です。
もともとは天台宗でしたが、真言宗(真言宗智山派)に改められました。
甚目寺には、門前町があります。こちらのお寺には、参拝者がけっこう、いらっしゃいました。
甚目寺は、まず、大きな山門が目立ちます。
甚目寺 三重塔
 甚目寺には、国指定重要文化財の三重塔があります。
 江戸時代初期 寛永4年(1627年)建築の、純和様の塔です。
 本瓦葺で、高さ24.7mの、堂々たる大きさ、立派な装飾の三重塔です
 甚目寺の境内には、たくさんにハトが生息しており、三重塔の屋根・木組みが、ハトのフンで白く汚れています。ちょっと残念です。
 建物の管理上大丈夫なのかなと心配になります。
甚目寺駅から名鉄に乗り、名鉄 奥田駅で降りました。
奥田駅からめざす性海寺まで歩いて片道30分弱かかりました。
途中にあった喫茶店で、ランチ、味噌カツ定食を食べます。
やっとのこと性海寺に着きました。住宅街の中の落ち着いたお寺です。

 性海寺(しょうかいじ)

所在地:愛知県稲沢市大塚南1丁目

大塚の愛染さんと呼ばれる真言宗智山派の寺院
性海寺 多宝塔

室町時代中期の建築で、国指定重要文化財です。
屋根は銅板葺、高さ 約13mです。
室町時代の建築物が残っているとはすごいなあと思います。朱塗りがきれいです。
本堂
 慶安元年(1648年)の建立で、入母屋造柿葺き、正面向拝の屋根は唐破風造となっている国指定重要文化財の建物です。古さを感じさせる立派な伽藍です。
 稲沢市では、性海寺の周辺を歴史公園として平成4年にオープンし、毎年6月1日頃から、「あじさい祭り」を開催している。園内には、約80種1万株のあじさいがあります。

歴史公園には大塚古墳があります。高さ5m、直径40mの円墳で、古墳時代中頃の円筒埴輪や形象埴輪が出土しているとのことです。      
また奥田駅へ戻り、名鉄、JRと乗り継ぎ、稲沢駅へ来ました。
駅から歩いて10分ほどで、万徳寺に着きました。

 万徳寺(まんとくじ)

所在地:愛知県稲沢市長野町東堤野1431
 萬徳寺は、由諸書や縁起によると、神護景雲(768)に、称徳天皇の勅願によって慈眼上人が創建し、草堂に阿弥陀三尊を安置したといいます。
 その後、木曽川の決壊などにより荒廃し、承和元年(834)に弘法大師空海が当地へ巡歴したおり、真言の道場として再興しました。多くの文化財を所蔵する真言宗の寺院となりました。
万徳寺 三重塔

万徳寺(まんとくじ)三重塔(重要文化財、室町時代後期、桧皮葺、高さ 約13m)
 装飾が少ない簡素な建物です。
 萬徳寺鎮守堂(国指定重要文化財)
 鎮守堂は、享禄3年(1530)に建立されたものです。桁下1.8m、梁間1.5m一間社流造、桧皮葺きの小社です。    
これで、この日の観光を終え、明るいうちに名古屋駅へ向かいました。
かなり歩いた一日でした。普段は、あまり歩いていないので、疲れました。    
名古屋への旅二日目