平成20年 5月 山口市

 雲谷庵

所在地:山口市天花1丁目12番10号

雲谷庵跡は、画聖雪舟の旧居跡です。
雪舟は、応永27年(1420)備中赤浜(現在の岡山県総社市)に生まれ、12歳の頃生家に近い宝福寺に入って僧になったと伝えられています。

その後、京都の相国寺に入り、禅とともに画技を学びました。
40歳前後に山口に来住し、寛正5年(1464)45歳の頃には、この地にあった雲谷庵に住んでいたといわれる。

 応仁元年(1467)遣明船で中国に渡り、四明天童山(しめいてんどうざん)で前堂首座(ぜんどうしゅそ)に列せられ、また彩色や破墨(はぼく)の画法を学び帰国しました。
 帰国後も、雪舟は雲谷庵に定住し作画活動と弟子の養成に努めましたが、永正3年(1506)87歳のとき山口で没したといわれています。  明治の廃藩後、雲谷庵は無くなりその跡も忘れられるようになったので、有志等が図り、明治17年(1884)に古い社寺等の古材により庵を復興しました。

常栄寺 → 雲谷庵 → 今八幡宮 → 聖ザビエル公園 → 龍福寺・大内氏館跡
 → 築山跡・八坂神社 → 錦の御旗 作成地 → 瑠璃光寺