平成19年11月

 松江城

松江城は、他の観光客があまりいない時に見学したいので、朝一に到着するようにしました。
開城は、午前8時半がなので、8時過ぎには松江城駐車場に着きました。

朝一なので人は少ないです。ラッキーです。
城は、実践重視の質実剛健さが伺える城です。
それでいながら、優美な姿をしています。
松江城(別名・千鳥城)は、全国に12箇所しか現存していない、江戸時代以前に建造された天守を有する城郭の一つです。
中国地方の県庁所在地に所在する唯一の現存天守でもあります。
関ヶ原の合戦で武功をあってた堀尾吉晴は、慶長5年(1600)出雲・隠岐両国23万5千石の太守として月山富田城に入城しました。

しかし、富田城はその周辺を高い山に取り囲まれ、近代戦に不利であったことと、侍を住まわせるに広大な城下町を形成しなければならなかったことなどの理由から、松江に城地を移しました。
築城工事は、慶長12年(1607)から足かけ5年を費やし、慶長16年(1611)に一応完成をみました。

城地の広さは、東西360m、南北560mあり、周囲に幅20〜30mの内濠をめぐらしています。

天守閣は、高さ30m、5層6階、桃山様式の天守として築城当時のまま現存しており、国の重要文化財に指定されています。

しかし、堀尾家は跡継ぎ無くして、断絶します。
その後、京極忠高が入りますが、これまた一代で断絶。
徳川家康の孫、松平直政が信濃より移封され、以後幕末まで続くことになります。
木造の天守閣なので、木の階段を最上階まで登らなければなりません。
鉄筋コンクリート造りの城のようにエレベータはありません。

急な木の階段ですね。
降りる時は、手すりにつかまっていないと怖いです。
階段は、防火防腐のために、桐の木を使っています。
他の城では見られない特殊なものだそうです。

もし戦で石垣を登って来られた場合に、城の中から石を落とせるような仕組み「石落し」が、壁際に造られています。外部からは見えないようになっています。


城の内部は、城主と城に関する品々、刀・鎧などが展示されています。
最上階に上がると、望楼から360度にわたって見渡せ、眺めがいいですね。

観光客が少ない時間に来れて、よかったです。
私も観光客ですが。
松江城の周りの堀では、遊覧船が運行しています。
遊覧船も、雰囲気いいです。

現在は松江城山公園として観光名所となっています。
宍道湖の眺望が良く、日本三大湖城の一つです。
また、桜の名所として日本さくら名所100選にも選ばれています。

松江城→小泉八雲旧宅神魂神社八重垣神社足立美術館巌倉寺宍道湖の夕日