平成19年11月

 小泉八雲旧宅


松江市といえば、かつて明治時代、小泉八雲が住んでいました。
小泉八雲旧居は、松江城から歩いて10分ほどです。

小泉八雲こと、ラフカディオ・ハーンは、ハーンはアイルランド人の父とギリシア人の母の間に生まれましたが、両親の離婚、左目の失明など不遇な少年時代を送りました。

20歳で渡米後、ハーパー書店の特派員として来日し、松江中学の英語教師となりました。

ハーンが、風邪を悪化させ苦しんでいた時に、献身的に看病してくれた旧松江藩士の娘・小泉セツと結婚し、小泉八雲と名のるようになりました。

1891年(明治24)5月〜11月の6か月間、松江藩士の屋敷だった閑静なこの家(小泉八雲旧居)にセツ夫人と暮らしました。

ハーン著書『知られぬ日本の面影』に登場する庭のある家です。
庭園は、家の三方を囲んでいます。
規模は小さくこじんまりとしていますが、樹木、庭石、白砂が品よく整えられています。

北側には、ハーンが愛したカワズのいる蓮池も残っています。
旧居は決して大きくなく、構造は小さいです。
しかし、部屋の中に居ながら、庭をあますところなく眺めることができ、心落ち着く、雰囲気のいい家です。

旧居は、八雲が住んでいたままの姿を変えることなく保存され現在に至っています。
見学料は、大人350円です。
お隣に、小泉八雲記念館がありますが、見学料は別にとられます。
昔、ハーンの作品・怪談を読みました。懐かしいです。
耳なし芳一の話は、有名ですね。
食人鬼(じきにんき)には、夢窓国師も登場します。

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