平成20年12月

西国第十八番  紫雲山 頂法寺(しうんざん ちょうほうじ)
通称: 六角堂(ろっかくどう)




通 称  六角堂
開 基 聖徳太子
本 尊 如意輪観世音菩薩
宗派 天台系単立
 住 所 京都市中京区
六角通東洞院西入堂之前町248 
mapion
京都の六角堂へ来ました。
地下鉄 烏丸御池駅出口から地上へ出て、南へ歩き始めます。

雪が降っています。傘を差します。
とても寒いです。この冬一番の寒さでしょう。
雪が降っているし、寒いので、コーヒーを飲むため、喫茶店に入りました。

とまもなく雪は降り止み、日がさしてきました。六角堂へ向かいます。

頂法寺(六角堂)は、聖徳太子を開基として創建されたと伝えられています。
本尊は太子の護持仏といわれる御丈1寸8分(約5.5cm)の如意輪観世音菩薩で、平安時代から霊験をたたえられてきました。
  六角堂は 、「六角さん」の名称で、京の町の人々に昔から親しまれてきました。
ちょうど本堂前の柳の木の手入れがされていました。
平安遷都の際、東西小路のひと筋が通る所に六角堂があたってしまい、天皇が使者をたてて今少し南北どちらかに動座頂くよう祈願されると、礎石一つ残し御堂がにわかに約15mばかり北へ退いたといいます。
その礎石、「へそ石」です。
へそ石という言葉は、この石のある位置が平安京の中心であることに由来しているといいます。
現存の本堂は、明治9年に再建されたものだそうです。
不思議な造りです。
隣の高層ビルに入ることができ、エレベータで上層階へ上がり、通路から六角堂を見ると、ほんとうに六角の建物でした。
京都の中心部にあり、周囲は、ビルに囲まれています。
ビルの谷間にひっそりと六角堂があります。
本堂に祀られている本尊、「如意輪観世音菩薩」は聖徳太子の護持仏といわれ、秘仏になっています。
特別拝観があり、拝観させていただきました。
護持仏というだけあり、小さな仏像です。いかにも、古さを感じさせるものでした。
大きな観世音菩薩と書かれた提灯がさがっています。
親鸞上人が、六角堂に百日間参籠りをされ、夢中のお告げによって浄土真宗を開かれたといわれています。
池の東側に「太子堂」が建てられています。
2才の頃の南無仏像が安置されています。
この池は、太子沐浴の池の跡ともいわれます。
池のほとりに小野妹子を始祖とする住持の寺坊があったところから「池坊」と呼ばれ、この池坊代々の執行によっていけばなが完成されました。六角堂はわが国のいけばな発祥の地です。
  池の中に、昔の六角堂伽藍の礎石があります。 
山茶花がきれいに咲いていました。
六角堂 → 皮堂 → 六波羅蜜寺 → 清水寺 → 今熊野観音寺