平成20年12月

西国第十七番 補陀洛山 六波羅蜜寺



開 基 空也上人
本 尊 十一面観世音菩薩
宗派 真言宗智山派
住 所 京都府京都市東山区
松原通大和大路東入ル2丁目
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六波羅蜜寺は、天暦5年(951)醍醐天皇第二皇子光勝空也上人により開かれました。
寺は、民家と学校と道路に囲まれています。
空也上人は、京都で流行していた悪病を退散させるため、十一面観世音菩薩を自ら刻み、堂を建て観音像を祀ったのが、寺の創始と伝えられています。
  六波羅蜜寺の境内に入ると、銅造りの十一面観世音菩薩がいらっしゃいました。
   平安時代後期、この六波羅の地には、平家一門の館が数多く建てられたといました。
平清盛公乃塚
その関係からか、六波羅蜜寺には、平清盛公乃塚があるります。
阿古屋塚
かつて五条坂に住んでいた遊女 阿古屋の菩提を弔うために鎌倉時代に建てられた阿古屋塚があります。
 
本堂
 本堂は貞治2年(1363年)に建てられたものとされており、重要文化財に指定されています。

 昭和44年(1969年)に解体修理され、朱色も鮮やかになっています。
きれいな彩色が施されています。
参拝した後、宝物館を見学しました。
国重要文化財指定の「木造空也上人立像」、「伝・平清盛像」、「伝・運慶坐像、伝・湛慶坐像」などがありました。
生けるがごとく、写実的な木像です。

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